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「我が谷は緑なりき」・・・

「我が谷は緑なりき」ジョンフォード 素晴らしかったし、よい勉強になった。確かに黒澤であり、宮崎駿を想起した。 「アンナカレーニナ」ビビアンリー 物語を端折り過ぎているのだろうなとは思った。ドストは物語の最高峰と思っているが、実はトルストイあ...

居合と能

居合道大会を見学。 見て驚いたのだが、所作が能とそっくりなのだ。動きやリズム、その静寂、静止と瞬発だけでなく、漂う切迫、そこに動悸のような高揚ではなく、極限に冷め切っている安らぎのような無音の緊迫。能と同じなのだ。 昨年初めて居合を見たとき...

「善知鳥(うとう)」

念願の「善知鳥(うとう)」が上演されるので、前売券購入した。 その他大阪の大槻能楽堂の今年のシリーズは作品群が凄まじい。求塚、綾鼓、鉄輪など、何としても観たい。

「刑務所なう」

リアルタイムに刑務所の日常を日記として公開したホリエモンの「刑務所なう」「刑務所なう2」出所後に最後の期間と入所中は書けなかった内容も加えた「刑務所わず」読了。 言えない、書けないことを秘めながら表現されたものをきちんと謙抑的な推察と想像を...

「いのちの初夜」

「尾田さん、僕には、あなたの気持が良く解る気がします。昼間お話しましたが、僕がここへ来たのは五年前です。五年以前のその時の僕の気持を、いや、それ以上の苦悩を、あなたは今味わっていられるのです。ほんとにあなたの気持、良く、解ります。でも、尾田...

小関越

大津三井寺から山科四ノ宮へ抜ける山道、小関越え歩きました。 長等神社から峠の地蔵を越え、西大津インターをくぐり抜けて山科藤尾へ。琵琶湖疎水沿いを歩き、毘沙門堂へ。汗かきました。 毘沙門堂参道に古い古い駄菓子屋。親父が出てきてしきりに話す。ま...

私は誰か? その問いをおろそかにするといつの間にか、所属であったり、肩書きであったり、出身であったり、つまり時代や国地域、血筋で自分に確かさを感じるという倒錯に陥る。 私は誰か? 私は私という魂である。 魂を忘れた魂である。 日本に××××...

「マチウ書試論」

今朝、彼女とさまざま話をしていたのだが、僕は昨日の能楽館の話を、彼女は昨日一人で行った上野千鶴子の立命土曜講座の話を。互いにとても面白かったのだが、もともと彼女は能に詳しく僕は社会思想が好きなので会話は盛り上がって当然なのだ。上野千鶴子の講...

「舎利」と「土蜘蛛」

面白能楽館、よかったー。 派手な演目、「舎利」と「土蜘蛛」をフルライブで鑑賞。おまけに一度限りの京都観世会館オリジナル能「百鬼夜行」まで見られた。 前から二列目のいちばん端。

古書

amazonで購入古書、昨日到着。資料。 今日はこれから面白能楽堂で能演目二つ見る。夜はグループワークだが仕上げねばならない仕事溜まっているので休むかもしれない。 明日はこもって仕事。 天気良ければ先週に続きまた8キロ走りたいところ。

「なにげない日常も深めれば普遍的なものとなる」

「演じるのではなく生きる」 物語の筋を展開するのでなく、登場する人物に生きてもらいそれを叙述する 「なにげない日常も深めれば普遍的なものとなる」 誰もがあるとき抱える痛みは月並みに見えても、特別に耳目引く設定はなくとも、深く共感される普遍的...

「あん」

感想、軽く書けないほど、「あん」はよかった。 よかった、という言葉では少し違う気もするが、他にうまく言えない。 最後ブラックアウトして下の秦基博の歌が流れ、エンドロールになると、後ろの席の女性が堪え切れなくなったのか、しゃくり上げ声を上げて...

創作者

創作者にとっていちばん恥ずかしいのは、慣れてしまうこと、安心や満足。与すること。

同志社

5/26に同志社で上映される「あん」 地下鉄構内に貼られた一枚のポスター、その樹木希林の写真に惹かれ、観たいなとふと思った。上映前にハンセン病関連の講演会もあると記されているが、映画との関連は分からなかった。 調べたら、監督は河瀬直美だ。ポ...

牛タンジャーキー

昨日守衛のおっちゃんからもろた。 彦根行ってきたさかい。と。 この前福島に行ったとき、冗談でお土産買ってきてやと言われ、おっちゃんに牛タンジャーキー200円を買ってきたお返しだと思う。家族にも買ってこなかった唯一のお土産だったのだが、めちゃ...

「マクベス」

確かに「期待外れ」でした。独白など語りも少なく、シェークスピア劇の過剰なほどの言葉世界の勉強にもならなかったのが不満です。 ただいろいろ分かりました。見ていて冷めて白けたのは、エキサイティングでリアルな映像場面。また人物の感情がむき出しに表...

「風姿花伝」

居合道師範の友人とメールのやり取りをしていたら、武道と能は深い関わりがあるとして、彼も「風姿花伝」を読んだことがあるのだという。驚いた。私はまだ読んでいない。これはやはり一読せねばと思った。 また今年も居合道大会、見学することにした。

安土セミナリヨ

昨日の安土セミナリヨでのパイプオルガンコンサート、行って良かった。 実はこれアマチュアの発表会。だから500円!これがプロの有名奏者となると少なくとも6000円はするよな。 でも、生でパイプオルガンの演奏を聴けること自体得難い機会。そのため...

「続獄窓記」

「続獄窓記」読了。思うことは多い。 僕もPFI刑務所の計画段階から様々資料を見せられていた。しかしそれほど興味や期待を抱かなかった。島根あさひ社会復帰促進センター(官民協働刑務所)で使用する教育教材の企画書を提出し、その中のいくつかは採用さ...

「スポットライト」

「スポットライト」見ました。 とてもタイムリー。答えと示唆を得た。 来週、友人が関西にやってくるので話し合う。 小説集のタイトルは「罪のあと」か、ルビ付で「艫綱」で迷っている。

「雨」

モーム原作の「雨」 本当に興味深い。二回観て話し合った。 心理学の立場から、二人が相反する世界を無意識に抑圧していたために、おのずからのように惹かれ合い、破滅ー女性はしぶとくこの出会いの経験をも内心に統合する力をうかがわせるが、宣教師は自死...

南相馬

着いた。 バスの降車地から1時間余り歩いて、ようやくビジネスホテルの看板を見つけた。 歩けば、5年前のことがありありと蘇る。 蘇る。

南相馬

晴天だが、時折猛烈な風が吹く。 これからいよいよ南相馬へ。 5年の歳月を見届ける。

南相馬

南相馬のボランティアセンターから電話があった。 毎日バタバタしているが、南相馬に行くのだという実感がやっと湧いてきた。 五年前、福島第一原発のいちばん近くまで行こうとしたとき、原発から半径20キロ圏内立入禁止ラインに市を分断されていた南相馬...

「隅田川」

NHK古典芸能で能「隅田川」を見た。 狂女物というジャンルになるらしい。 探し求めてきた愛子の死を受け入れられず、塚を掘り返そうとするシーンやあらわれた我が子の亡霊を抱き締められずうち沈むシーンなど、深い情緒に引き込まれた。 また副音声の解...

走る

今日も珍しく自分のための時間が十分にあった。ならば、走る。走るのである! 今日は頑張って8キロ走った。とは言っても途中5分が一回、1分が数回、インターバル休憩をとった。トータルちょうど一時間。このまま頑張れば10キロは走れそうな気がする。 ...

「蜜のあわれ」

良かった。 面白かった。 しかし、あの原作をここまで豊かに映像化した監督の力量はすごいと思う。 千変万化の二階堂ふみ。独壇場。 大杉漣の老いぼれ駄目作家ぶりもしびれた。 あんなに二階堂ふみ魅力的に撮っているのに、真木よう子は綺麗に撮っていな...

チビデブハゲ

すごい風。 久しぶりに半パンTシャツで川辺の遊歩道を走った。しかし走り出してそうそうふくらはぎがつりそうな気配。拳で叩き揉むが、ひどく硬い。これは無理すると大変なことになる、と察して、いつもの往復5キロを、片道往路徒歩、復路ランニングで2往...

予約

東京南相馬往復の予約バス料金をコンビニ払いして、南相馬2泊のビジネスホテルを予約した。目当てのホテルは空きがなく、3軒目で予約取れた。安かったが、このところネカフェ以外では宿泊していないので贅沢な無駄遣いの気分。なんとなしに後ろめたい。 調...

3.11

2011年4月末に書いたもの。 2011とはなんだったのか、震災体験とは私に、私たちにとってなんだったのか。 — ボランティアに行ってきました。 福島原発30キロ圏内の南相馬市というところです。 震災以来原発事故に衝撃を受け、4...

5年ぶり

ゴールデンウィーク、自由になる日程がようやくわかったので急いで旅程検討。東京まで各停、東京からバスで福島の南相馬に行くことに決めた。ネットでバス予約。29日の夜に着くので、たった一日になるが30日南相馬でボランティアできないか今から調べる。...

「般若」

フィギュアミュージアムのガチャガチャで入手した「般若」のストラップ、気に入っていた。先日ポトリと落とし、つの二本ぽっきりと折れた。「此岸」書き終えたすぐ後だったので、僕の中のつのもぽっきり折れた気がした。 つのを失った般若は困惑の極みで泣き...

桜吹雪

昨夜は久しぶりにためらいなく夜更かしできるのが嬉しく、夜遅く帰宅したあとネットでアメトークなど見ていた。今朝は爆睡。昼前にごそごそ起きだした。 河辺の桜並木は風に薄桃の花弁が舞い散って、桜吹雪。もう四月も中旬だ。曇っているが、ぶ厚いジャケッ...

ヒチコック

ヒチコック格安DVDセット10篇のうち6篇を観た。このところずっと土日に休める日もなく、昼間くらくらめまいでふらつくありさまだったが、夜自由に過ごせる時間ができるととてもうれしく、いそいそヒチコックのDVDディスクをプレイヤーのトレーに乗せ...

間近に見ると、迫力に圧倒された。 アップビートのリズムを背景に、間逆のスローな動きの醸し出すサイケ感。面に籠もる鬱屈の気配。 装束そのもののインパクト。等々。 しかしそれ以上、リズムセクションの囃子は凄かったし、コーラス部隊にも目が離せなか...