今津-鯖街道-小浜-敦賀
青春18切符が一回分残っていた。今季の使用期限は1月の10日である。もともと金券ショップで3回分を購入したものなので、残り1回分を売ってもよかった。購入したときに買取金額100円追加のクーポンも貰っていた。しかし惜しい。またゆっくりJR乗り...
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青春18切符が一回分残っていた。今季の使用期限は1月の10日である。もともと金券ショップで3回分を購入したものなので、残り1回分を売ってもよかった。購入したときに買取金額100円追加のクーポンも貰っていた。しかし惜しい。またゆっくりJR乗り...
いよいよ1/19に岡崎みやこめっせで第四回文学フリマ京都が開催される。ところで「みやこめっせ」ってまだ馴染めない。勧業館といった方がピンとくる。これは大山のぶ代のドラえもんでないと十年経っても依然違和感覚えるのと同じでどうしようもない。 ...
私がかなり以前に格闘家の船木誠勝氏に送った質問に対して、年頭の動画で30分に渡り語っていただきました。生きるという闘い、死を覚悟すること、そして生き伸びること。 ▼私の質問 「以前の動画で重病患っておられる方へのエールとして『何かと闘ってお...
消防士たちを描いた素晴らしい劇を観た。まだ上演中なので物語の中身まで書くわけにはいかないが、Teamクースーによる第6回公演「分署物語」だ。 脚本演出を手がけた古屋治男氏はもともと消防士だったという。だからリアルな男の職場のあるあるエピソー...
ベケットを観た。舞台ではない。没後30年映画祭で「ゴドーを待ちながら」が上映されたのだ。ベケットの戯曲をフィルム化しようというプロジェクトによるものらしく、戯曲を丁寧に映像化したものだという。 実はベケットについてまったく知らなかった。事前...
フェリーニの「道」を見た。何回目だろう。それでも見るたび新しく映りまた深く味わえるというのは大した作品だ。 今回気がついたのはこの作品もまた何が正しく、何が間違っているか、何が良いことであり、何が悪いことなのか、示してはいないということだ。...
今日は12月8日、真珠湾攻撃、そしてジョンが暗殺された日。 昨日生の演奏を味わったせいで、なおさらジョンのこと思う。もう12月になれば町に山下達郎のクリスマスイブが流れ出す頃もあったが、時代はもうさらに暗くなっている。ジョンのHappy...
嵯峨嵐山と言えば京都を代表する観光の名所とされる。渡月橋から嵐山竹林界隈、日中は大変な人並みで中国語が声高に飛び交っている。 JRの駅を降りるともう辺りは暗かった。目指す場所は老舗高級料亭たん熊北店、熊彦である。この歳になってもマクドやネカ...
敗者が背負う悲劇性については言うまでもないが、勝利が正当性を証明することにはならないように、敗北もまた被害者として正当性を自動的に付与されるわけではない。 敗者が勝者の非道を暴く執念にとり憑かれるのは、勝者は常にその勝利故の権力を以って不正...
他のシェイクスピア悲劇の戯曲と同様、「マクベス」の読後にも不可思議な評価不能の無音状態に心が停止した。 これまでどおり発酵するまで少し時間を置いたらよかったのだが、古書店の店先で開いた文庫本の冒頭にこんな一節を見つけてしまった。 「『ハムレ...
● 沈既済「枕中記」 中国故事に言う「邯鄲(かんたん)の夢」の元になった物語と知らずに読んだ。だから最後の種明かしにすっかり驚いた。「邯鄲の夢」とはいわゆる「夢オチ」のことである。しかし、知らずに読めば「枕中記」物語に「夢オチ」を予感させる...
とてもとても面白かった。ずっと思っていたことが脳科学的に裏付けられた思いがする。断っておくが、私の読み方については先に少し説明が必要だ。私にとっては自明でも、人から見たらそうでもないらしい。私は、たとえば脳内物質の分泌や伝達物質の作用と心の...
読んだあと、すぐにでもその印象や連想を素材にして考察を書ける作品もあれば、なんともひっかかりがなくネタにできないものもある。それはもちろん作品のせいというよりも、私の側の勝手な変数が導いた値にすぎないが。 「ハムレット」を読んだ。先に読んだ...
週末お茶の水で「第三回全国同人雑誌会議」が開催される。参加の予定である。 私は文芸同人誌に所属はしていないが主催の文芸思潮から案内があり、ちょうど同人グループを立ち上げたいと考えていたところなので参加することにした。 基調講演は三田誠広であ...
リア王の王権譲渡をめぐる約ひと月の騒動の間に関係者のうちほとんどが非業の死を遂げ、生き残るのはほんのわずかだ。この凄まじい急転直下の崩壊はどういうことか。 冒頭リア王は、旺盛な我が権力を生前に譲渡するため国土の分割を自身への賛美の度合いで決...
どうしても気になり、ソポクレス自身の「アンティゴネー」の戯曲台本を読んでみたくなった。長く借りていた本を抱え県立図書館へ向かったが、長期延滞の小言をもらうだけで図書を借りることはできなかった。やむなく、BookOffまで出かけ、呉茂一訳の岩...
狭義の三部作とは言えないらしいが、ギリシャ神話のオイディプス(エディプス)を題材としたギリシャ三大悲劇詩人ソポクレスによる戯曲三作品「オイディプス」「コローノスのオイディプス」そして「アンティゴネー」である。 よく知られるオイディプス王自身...
先日、ふと尾崎豊の「I love you」を外国人Youtuberが聞くReaction動画を見た。尾崎については、若くして死んだ日本で有名なシンガーソングライターという程度の予備知識のようだ。もちろん歌詞はわからない。みるみるそのYout...
「唐代伝奇」を読むと、「異なもの」に対する深い畏敬と親和がうかがわれる。妖狐、龍、魂、白猿等々、それらを妻と迎え、あるいはその子を産み、災いどころか思いもよらぬ幸福を手にする。これは逆に信じがたい好転の結果を前にして、後付けで超自然的な力の...
悲劇、つまりその物語が喜びや楽しさよりも悲しみを描くもの。希望や安堵を最後に与えるのでなく、「救いのない」物語。それが古くから演じられ描かれてきたのはなぜなのか。その理由ははっきりとわかる。この世界が、人が生きるということが、決して最後に救...
イベント開催の間もずっと考えていたのは、ここに集まった人たちにとっての「書く」という行為の意味合いについてだ。来場者ではない。出店者についてだ。なぜ書くのだろう。まるで他人事のようだが、それは私が書く「理由」についても明らかにしてくれるよう...
先日、或る芥川賞作家が選考委員となっている比較的小さな文学賞に応募し、受賞は果たせなかったが最終選考に残ることができた。相変わらず書いては応募を続けているのだが、このところ早々に返り討ちに遭うことが続いていた。応募三〇〇人レベルだとトップ...
もちろん文学は道徳や倫理すらも俎上に載せる地平から立ち昇るものだ。だから本来タブーもない。文学はそれゆえに私たちの日常を見えないまま支配している「前提」を対象化させその安寧を突き動かす。前提による安心に執着する精神にとって、それは不快であ...
昨日、龍谷大学犯罪学研究センターが共催するイベントに参加した。高校生中心による薬物事犯の模擬裁判だ。 構成はセンターによるので、もちろん実際の裁判の運用に基づいている。設定もしっかり工夫されている。否認事件のため証人尋問が重ねられ、即日の言...
今年もまた去年のように猛暑が続くとはつい先日まで想像もされなかった。七月下旬になっても鬱々と雨が降り続いていた。ようやく一日曇り空が持ちこたえてくれそうに思われた25日、自転車で琵琶湖一周に向かった。いわゆる「ビワイチ」である。 なんとか「...